SEOにとって一番重要なの物は何か、構造化データキーワードなどを色々調べて来ましたが、根本的にコンテンツあっての事を忘れてはいけません。評価される最も重要な要素はコンテンツです。

   正直なところ、筆者が最初にサイトを作る意図は、自分や子供達の興味ある事を深めて行き、学んできた事を頼りにならない人間の記憶で埋まってしまわない様、整理して記事に纏め、忘れないようにしたい事でした。そうすればきっといつか、それらの基礎知識の上にクリエイティブな何かが生まれるかも知れません。

    しかし、Google の評価基準は訪問者にできるだけ有益な情報を与える為に、兎に角良質なコンテンツを作り続ける、それが一番重要だそうです。そんな高尚な事を要求されてもね~訪問者に有益である前に、自分にとって大事で楽しい事でないと、コンテンツを作る気が起きません。でもまぁ、一応基準は知って置く事が必要ですね。

コンテンツの公開で先ずは守るべき最低ルールがある

    コンテンツの内容自体は基本的に自由ですが、Google規約的に禁止とされるものがあります。これは民主国家であろうと、最低のルールがあると言う事です。

言論の自由≠言いたい放題

    言論の自由と言いたい放題の間の加減をコントロールする事は、正に民主主義と社会主義の引き合いですよね、最近の国際状況を代表しているような感じがします。Google のパブリッシャーポリシーに最低限ルールがありました。パブリッシャーとはサイトを公開して、運営する者の事です。

    一般の常識者には当たり前と言えば、当たり前の事ばかりです、下記の様なコンテンツは検索に掛かった、または報告を受けた段階で、Google で手動による削除をするそうです。

●違法または違法行為を助長するコンテンツ、商品、サービス
●他者の法的権利を侵害するコンテンツ
●著作権、商標など、知的財産権の侵害
●絶滅危惧種関連製品の販売促進コンテンツ
●特定個人や集団への差別、誹謗中傷、威嚇攻撃コンテンツ
●略奪、恐喝、強要による他者への搾取を目的とするコンテンツ
●フィッシング、虚偽、誇大広告など不適切な表示に関連するコンテンツ
●悪質な、または望ましくないソフトウェアを含むコンテンツ
●露骨な性描写を含むコンテンツ
●国際結婚を斡旋するコンテンツ
●児童虐待や小児性愛に関するコンテンツ

    なるほど、良くウェブサイトで見かける禁止事項の元ですね、しかし、手動で削除するってどう言う事かを調べましたが、別に作ってあるゴミサイトを削除するのではなく、googleの検索エンジンと ads 広告対象から除くだけでした。

    Google 以外に何の意味があるでしょう、ゴミサイトの運営者はまた手を変えドメインを変え、鼬ごっこしているだけじゃないですか。どうせなら、違法コンテンツを警察に渡して、運営者を取り締まるくらいの事をして下さいよ、こういう事は個人や小さな団体では実際にできない事で、社会影響力がある大企業の責務である気がします。

    では、次の疑問です。

質のいいコンテンツとはどんなものでしょう

    Google のウェブマスター向けの品質に関するガイドラインの原文から要約をかいつまんでみる事にします。

    品質に関する基本方針はシンプルに下記内容の通りです。

検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮するページ作成
ユーザーを騙すような事、検索順位を上げる為の不正をしないこと
独自性や付加価値のある魅力的なサイトで、同分野の他のサイトとの差別化を図る

    世の中どれだけの人がこれらの事を意識してサイト作りをしていたか、それでも質のいいコンテンツと認められる事は難しいですよね。筆者のように、まるっきり素人にとって、サイト作りだけでも大変な事で、基本方針を守ればいいと言われても、では何故検索結果に出ないの?と納得できるわけがありません。

    こう言う現象って良くありませんか?車の様子がおかしいので修理店へ行くと、「エンジンの様子を見てないですか」と聞かれる、エンジンの様子を見れないからって乗ってはいけないの?と聞きたい。

    ある業界に慣れている人間と、その業界に関しては素人との間には、常に距離があります。日本のサービスはこの距離を積極的に埋める事で評価されます、Google のような全世界の人間に使って欲しいウェブ世界なら、積極的にこの距離を埋めて欲しいと思います。

    筆者がサイト作りを始めた頃にはなかったのですが、今はもっと具体的に示されるものがありました。品質に関するガイドラインを更に深く探って行きましょう。

    Googleの検索エンジンが検出できるための具体的方法は、

●サイトマップを用意し、ページが全て検出可能な別ぺージからアクセスできること
●参考リンクはターゲットページに関連するテキストまたは画像を含むこと
●<a>タグの href 属性が指定されていること(指定しない=リンク切れ)
●1ページのリンクを妥当な数(機械処理できるのは2000~5000)に抑えること
(これが曖昧なので調べると、内容にもよるが、ユーザーが見るに堪えられるリンク数)
●Google にページのクロールをリクエストして置くこと
(Search Console の URL 検査ツールを使う方法、サイトマップを送る方法がある)

    Google Bot がページを理解できるための具体的方法は、

●情報が豊富で便利なサイト、コンテンツは分かり易く、正確であること
(コンテンツの豊富な程度が曖昧で調べると、1000~2000文字が適当らしい)
●検索可能性の高いキーワードを検討し、サイトに含めること
(言われて検討できるものではない、キーワードはSEO対策の重要な要素ですを参照)
●<title>タグと alt 属性の説明を分かり易く、正確にすること
(意味が曖昧なんで調べましたが、キーワードを入れた簡単な説明と言うこと)
●コンセプトに沿った分かり易いページ階層となるデザインであること
●画像、動画、構造化データに関するおすすめに対応していること
●サイトの重要なコンテンツはデフォルトで表示できるようにすること
●ページの検索順に影響がないよう、広告リンク等は辿らないようにすること
(rel="nofollow" と rel="sponsored" 属性を使う)

    訪問者がページを利用し易い為の具体的方法は、

●重要な名前、コンテンツ、リンクを表示する時は画像ではなく、テキストを使うこと
(画像を使う必要がある時は alt 属性で簡単な説明テキストを組み込むこと)
●全てのリンクが実際にアクセスできること(確認ツールを使う)
●ページの読み込み時間を最適化すること(テストツールを使う)
●あらゆる種類やサイズの端末向けにサイトデザインをすること(テストツールを使う)
●サイトが各ブラウザで正しく表示されること
(でも、Google Site は Chrome だけにしか対応してませんよね?)
●HTTPSを使用してサイトの接続を保護すること
●視覚障碍者対応のユーザービリティをテストすること(スクリーンリーダーetc.)

    以上、大分はっきりしましたね、逆にどんなコンテンツが質の悪いものと認定されるのかも、知って置かないと、無意識にそれを作っていたら、いやですよね。

質の悪いコンテンツとはどんなもの?

    勿論、上記のコンテンツ作成の最低ルールを守る事が前提ですが、それでも質が悪いと判断されるコンテンツとはどんなものか、それを知れば、変な事に期待して、無駄な作業をせずに済みます。

●自動生成された、または無断複製されたコンテンツ
●リンクプログラムへの参加(過去に流行った相互リンクなど)
●既存するデータを集めただけで、オリジナルのコンテンツが存在しないページ
●クローキング(アクセス対象によって表示コンテンツを変えるような設定)
●他のサイトへの誘導ページや不正なリダイレクトがあるページ
●隠しテキストや隠しリンクがあるページ
●コンテンツに関係ないキーワードを詰め込んだページ
●キーワード検索に対応するため、同じようなリンクを貼ってあるだけのコンテンツ
●フィッシング、ウィルス、マルウェアのインストールなど、悪意のある動作をする
●リッチ スニペット マークアップの悪用をしているコンテンツ
●Google への自動化されたクエリの送信
●コンテンツが殆どない、更新を殆どしないサイト
●SEOを意識しすぎるテンプレートを使ったコンテンツの少ない複数のコピーサイト
●貼り付けた広告の割合がコンテンツよりも高いページ
●実質的な内容が重複する複数のページ、ドメインやサブドメイン
●検索エンジン向け作成された誘導ページやアフィリエイトの様なテンプレート

    ありますよね~、調べ物で検索すると必ずどうでもいいようなサイトに当たります。そして、コンテンツを数行にして、何ページも分けて、無理矢理クリックさせ、広告を表示させてからコンテンツを見せるページ、確かにイライラします。そんな星の数ほどあるゴミサイト、実際検索順位がかなり上にあったり、検索されるサイトの広告に出たりしています。Google が検索でどれほど減らせるか、見ものです。

ついでに ads ポリシーの要点も

    貧富の差がますます広がる世の中、アホな政治家は権力を握ってウハウハし、一般の国民は子供の教育で胃をキリキリする毎日、折角作ったサイトで、ads による収入が少しでも得られるなら、生活や教育費が助かるのは事実です。

    基本的にこれまで話したコンテンツの質に注意していれば ads は申請できますが、ついでなので、ads ポリシーも要点を摘まんでおきましょう。

    これらの行為は認められません。

●理由を問わず、サイト運営者自身がサイトの広告をクリックすること
●広告閲覧や検索に対して、第三者に支払を約束すること
●「協力」等の表現で広告クリックするようユーザーを誘導すること
●矢印や画像を使って、レイアウト的ユーザーに広告への注意をさせること
●広告の近くに誤解を招くような画像を表示すること
●フローティングボックススクリプットに広告を表示すること
●ページのコンテンツと広告が見分けつかないようなデザインとレイアウトを使うこと
●広告ユニットの上に「お気に入り」など誤解を招くようなラベル表示をすること
●不正なコンテンツ
●認定された広告枠(ads.txt で広告枠を認定すること)
●特定のソースからのトラフィックが発生していること
●リダイレクト、ポップアップ、自動DLなど求めれれない動作をすること

    これらの行為はルールを守るべし。

●ランディングページはランディングページの品質に関するガイドラインに準拠する
ads 広告コードの修正に従った広告の動作
広告プレースメントに関するポリシーに従った適切な広告配置
●技術用件がサイトの技術仕様に準拠する
●プロダクト固有のポリシーがあること

    後半は何を言っているのか、もう筆者には解りませんので、然るべきリンク先で内容を確認して下さい。一般的にサイトやブログを使って発信しているだけの人は、全く関りのない世界です。

    しかし、これだけのルールを決めていると言う事は、これだけ逆の事が起こっていたと言うことですね~人間は色々考えつくものですね、感心します。そして Google も良く対応しています。アイディア勝負は傍から見ても楽しいものですが、残念ながら一般人として、難し過ぎます。わかるところだけを守るので精いっぱいです。